今回は寒い時期に体の冷えを取り除き、食欲を促し、滋養強壮に役立つ犬用の薬膳メニューです。

漢方薬は基本的にはその食材を煮だして食材の持つ作用を活用したものです。
つまり略して「薬膳」は漢方の食材を摂り入れる事ですね。

しかしそのような食材を使わなくても、日常的に使うような肉や魚、野菜、果物等々全ての食材は、栄養だけでなく体にとって薬にもなる存在なんです。
普段使いの食材をバランスよく取りつつ薬膳の食材を加えることで、普段の食事が更にパワーアップしたメニューになります。

原材料

*棗(なつめ)・・・一個
*鶏むね肉 ・・・50g
*豚肉・・・30g
*山芋・・・10g
*かぼちゃ ・・・10g
*白菜・・・1/4枚
*小松菜・・・1枚
*しめじ・・・10g
*鶏ガラスープ・・・200cc
*ご飯(炊いたもの)・・・50g
*陳皮(*1)・・・少々

ココ

(*1)陳皮は冬に出回る温州みかんを日陰で乾燥させたもので、自分で簡単に作れます♪
農薬のかかっていないものを使ってくださいね〜

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下準備

*乾燥した棗・・・種は除き、みじん切り。
*鶏むね肉、豚肉・・・一口大に切る。
*山芋・・・薄切りにして一口大に切る。
*かぼちゃ、白菜、小松菜、しめじ・・・食べやすい大きさに切っておく。

喉の大きさや体調・消化の得意不得意により具材の大きさは調整して下さい。

作り方

  1. 鍋に鶏ガラスープを入れ、棗、ご飯、小松菜以外の全ての野菜を入れて火にかける。
  2. 火にかけている間に陳皮をすりおろす。
  3. 火が通ったら小松菜を入れ、陳皮のすりおろしをかければ完成。

*与える時は人肌に冷ましてください。

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レシピメモ

ジョー

ぼくは大型犬だからこれくらいの具材の大きさでも美味しく食べたよ!


棗(なつめ)

特徴 滋養強壮に。血と気を補う。
特徴的な栄養成分(可食部100g中・乾燥のもの)
食物繊維:12.5g
カリウム:810㎎
マグネシウム :39㎎
カルシウム :65㎎
鉄:1.5㎎
ビタミンC :1㎎

棗は血液を増やす作用があるだけでなく、脾と胃(*2)を丈夫にし、冷えた体を温めます。
筋肉を増やし白血球も増やすことが分かっており、これによって免疫力が高まると確認されています。

ココ

棗は最もポピュラーで日常的に使われてる滋養強壮に効果的な食材なんだよ〜♪

*2 「脾」と「胃」
漢方で言う「脾」は全ての補給や運行に欠かせないもとなっており、食べ物や飲み物から栄養を吸収し、「気」となって全身に運ばれ、「胃」によって食べたものを下に下ろします。この二つがうまく働くことで食べ物は美味しく上手く消化できると考えられています。

陳皮

特徴 食欲増進

日本でも栽培されている温州みかんの皮を日陰で乾燥したものです。漢方ではよく乾燥していて古いものほど良いとされています。
注:さわやかな香りは気分をリフレッシュさせ、気の巡りを良くする(*3)作用がありますが、加熱し過ぎると香りが飛んでしまうため火の加減に注意が必要です。

ジョー

吸湿しないように保存は涼しい場所での保管がベストです!冷蔵庫だと安心かな〜


ココ

お家で簡単に作ることができるよ♪
冬に出回る温州ミカンを日陰で干して乾燥させれば陳皮になるんだ!


ジョー

ただし一般的に売られているものは殺菌剤や殺虫剤等の農薬が使われているものも多いから、無農薬のものを選んでね♡

また、胃腸の働きも改善します。
他にもさまざまな使い方があり、料理に使えば食欲増進に。煎じて飲むと風邪の薬になります。

*3「気を巡らせる」とは
漢方では体は「気、血、津(体液)」の3つから成り立っていると考えられており、「血」は血液と血液が運ぶ栄養の事を指します。「血」や「津」を巡らせているのが「気」になります。「気」は生命を維持し活動するエネルギーのことであり、「気」には実態はありませんが、「血」や「津」をバランスよく循環させることにより体の機能を滞ることなく生命活動に導くことを気を巡らせると表現します。

ココ

少しでも手作り犬ご飯のご参考になれば幸いです!

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