大きな100均ではペット用品も見かけます。ペット専用のウェットティッシュもありますね。うちの愛犬は散歩の後に必ずタオルで足の裏を拭いていますが、ペット専用ウェットティッシュはまだ使った事がありません。

それもまさか100均にあることに驚きながら、成分表示を確認してみました。

80枚も入って100円?成分は何なのか

この店には2種類のウェットティッシュがあり、ひとつは全身用で、手足、口、耳、お尻のお手入れにと書かれています。

成分名は書かれていますが、何という物質かはこれだけでは分かりません。

もうひとつは、全身用で除菌&消臭と書かれていました。80枚も入っていて100円(税抜)です。

こちらは成分の表示がありました。

水、PG、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ベンザルコニウムクロリド、緑茶エキス

表示は入っている量の多いものから順番に書く決まりになっているので、一番多いのは水ですね。これは当然と言えば当然かと思います。

プロピレングリコール(PG)

水の次に多く入っているのはPGです。PGと略されていますが、物質名はプロピレングリコールです。主に保湿の為に入れられている成分ですが、旧指定成分のひとつです。

指定成分とは日本が危険だと認めた成分で、103種類ありました。プロピレングリコールはその危険とされる成分のひとつです。

プロピレングリコールを販売しているメーカーさんに確認してみたところ、取り立てて危険性のある物質ではないということでした。食品にも使われており、仮に目に入ったとしてもすぐに十分な水で洗い流せば問題はないそうです。

しかし、何度も繰り返し使った場合の反復暴露については、問題が起こりかねないとしてなるべく使用を控えるところは多いということでした。(このあたりは言葉を濁す印象でした)

プロピレングリコールは他の試験機関でも目に対する刺激性は確認されており、発ガン性はないとか、 大量に経口摂取すると代謝性アシドーシスを引き起こすことがある等、様々な情報が飛び交っています。アレルゲンであるとの主張もあります。

またプロピレングリコールは他の化学物質を体に吸収しやすくする物質でもあります。
ということはもしウェットティッシュに有害成分が入っていたら、それを吸収してしまう可能性も否定できません。

ウェットティッシュは皮膚に直接触れるものです。
人よりも体が小さい分影響が大きいかもしれない犬に対し、否定的な見解も多いプロピレングリコール(PG)が入っているのは不安が残るかもしれません。

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内分泌かく乱物質パラベン

メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン等、パラベンの種類は数多くあります。パラベンもプロピレングリコールと同じく表示指定成分のひとつで、危険とされている成分です。

パラベンは抗菌や保存の為の物質で多くの日用品に使われています。パラベンを扱うメーカーは、有用で安全な防腐剤だと主張しています。

いくつかメーカーのサイトを見ていると、「パラベンは使用量がキッチリ定められている上に、多くの化粧品ではその規定量より少ない量しか使っていないから大丈夫だ」といったような主張も見えます。

しかしパラベンは種類が多く、その種類によって異なるものの弱いエストロゲン作用があり、内分泌かく乱物質になると言う専門家もいます。乳癌細胞の増殖を促すことも実験で分かっています。たとえ少量でも気になるという人も少なくないようです。

パラベンはメイク用品や日用品などあらゆるところで使われています。ペット用品に関しては、選ぶ飼い主が気をつけなけばなりません。

有効成分でも高濃度だと危険な成分

ベンザルコニウムクロリドは一般的によく使われる消毒薬です。

手の消毒に使用したり、粘膜の消毒にも使われています。
しかし高濃度で多く使用すれば急性毒性があり、ベンザルコニウムクロリドを使用している製品は、その使用濃度は極めて低くなっています。

人間より体の小さな犬の口回りや、お尻周りの粘膜の部分にも使う訳ですから、 この濃度は重要なのではないかと思います。
ペットの法律の規制は人間ほど厳しくないため、念のためにもかぶれや体調不良などが見えたら使用を控えるなどする方が良いかもしれません。

やはり、国が危険性を指摘した表示指定成分が使われていたり、濃度の分からない消毒薬が入っていると、大事な愛犬に使うには勇気が要ります。

今まで通り、愛犬専用のタオルで足を拭くのが私には安心できそうです。

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