犬は様々な食材に対応する能力を持っています。犬が食べてはいけない食材以外は何でも食べられると考えて良いでしょう。

たとえば食物繊維は消化出来ないから与えてはいけないとか穀物はダメだとか言われることもありますが、犬の祖先オオカミは獲物の胃袋に詰まった草も、肉と一緒に食していたと考えられます。
少量食べさせて様子を見、問題なければその食材はその子に使えると思って良いでしょう。

*むしろ食物繊維は便秘がちの犬には良好なお通じを期待でき、腸内環境も整うので安心して使える食材と言えます。(うちの愛犬の場合、おからを入れたご飯を食べると便の量が増えます)

そして大切なことですが、使う食材の穀物、野菜、果物は完全無農薬、さらに肉や魚は飼料にも拘った安全なものを使えればベストです。
しかしなかなかそうもいきませんね。

そこで今回は手に入れやすい食材の中でも、何をどう選ぶと犬にとってより良いかというポイントや、農薬がかかっていたりする場合の対処法をまとめてみます。

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食材の選び方

魚は早く成長する種類を選ぶ

出世魚のような大型の魚ではなく、短期間で成魚になる鰯や鯵などで、刺身にできるような新鮮なものが理想的です。
近年の海洋汚染で、大きな魚には食物連鎖による重金属(水銀など)の蓄積が心配されているためです。(人の場合では、妊娠中の女性のマグロ摂取量は一週間に80g前後が良いと言われています。)

なるべく重金属などの汚染の心配が少ないものを選ぶと安心です。

レバーは塩もみする

牛、豚、鶏などのレバーは栄養価も高くトッピングにも使いたい食材ですが、重金属や化学物質、食品添加物などの有害成分が溜まりやすい部位でもあります。
そこでレバーは適当にカットしてボールに入れ、塩をまんべんなく振りかけ冷蔵庫にしばらく置いておきます。15分~30分程度です。
その後水洗いして使えば有害物質をかなり除去することができます。

塩分は犬によくないと心配する方もいますが、本来犬は少ない塩分量でも大丈夫というだけで、決して塩分を絶対に与えてはいけないという訳ではありません。塩分は少量であればたまに与えても大丈夫です。
詳しくはこちら*犬が塩を食べても大丈夫な理由

また、レバーはビタミンAがとても多く、与えすぎると過剰症にもなりうるので毎日続けて食べたり、大量に食べたりしないように注意しましょう。(トッピングのところに詳しく書いています)

玄米を与えるなら発芽玄米

犬はベジタリアンとしてもちゃんと生きていける動物です。(ただし犬にとって野菜だけの食生活は一般的ではなく、獣医師と相談の上、栄養バランスはしっかり配慮すべきです)
飼い主がベジタリアンやビーガンで愛犬にも玄米を食べさせたい場合、発芽玄米が好ましいとされています。

玄米は硬いので犬にとって消化に負担がかかる事と、玄米に含まれるフィチン酸は体に必要な亜鉛などのミネラルを排出してしまいます。長期にわたって食べ続けるとバランスを崩す恐れがあります。

玄米を発芽玄米にすることでこの心配がなくなるだけでなく、アミノ酪酸(GABA)の量が白米の10倍、玄米の3倍になることが分かっています。
GABA(ギャバ)は神経伝達物質で脳内の血流を活発にし、酸素供給量を増やして代謝機能も高まる物質なのでおすすめです。

しかし玄米は消化しにくいので、使う時は柔らかく炊く、つぶすなど工夫しましょう。

野菜、果物の農薬除去

残留農薬の恐れのある野菜、果物は出来ればひと手間かけて農薬除去を行なうのが理想的です。除去には重曹を使います。

大きめのボールに水を張り、小さじ1杯の重曹を溶かします。
この中に野菜や果物を浸けます。漬ける時間は30秒から1分程度です。(浸けすぎると栄養が多く流出する恐れがあります。)
そしてすぐに流水で重曹水を洗い流します。

こうすることで農薬の大半を除去できます。
漬ける水、洗い流す水ともに水道水ではなく浄水器の水を使うことをおすすめします。

少しでも犬の手作り食のご参考になれば幸いです。

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