前回、目分量で作る手作り犬ご飯の食事量について記事にしました。しかし食事量と同じく食事内容の割合も大切ですね。今回は食材の割合についてまとめてみます。
前回記事*犬の手作り食の量について

食材の基本的な食材の割合

手作り犬ご飯で使う食材は大きく分けて3つ。たんぱく質・穀物(炭水化物)・野菜です。

たんぱく質は肉、魚、卵、大豆、乳製品など。
穀物は米、麦、芋類、雑穀米、オートミール、うどん、麩など。
野菜は葉物野菜、根菜、果物、キノコ類、海藻類も入ります。
*大豆に関して、玄米や雑穀と同じ分類とする考え方もありますが、それは考え方の違いから生まれるものです。当ブログでは大豆をたんぱく質として考えています。

成犬であればたんぱく質:穀物:野菜などの割合はおよそ1:1:1と考えます。ですがそれに加え、たんぱく質をやや多くし、穀物はやや少なめにするよう心掛けます。

なお犬は穀物の消化が苦手なため、どのライフステージでも必ずしっかり煮込んだり細かく切るなど消化しやすい工夫が大切です。
野菜は葉野菜を中心にし、根野菜やその他は少なめにすると良いでしょう。

注意すべきこと

糖質過多(食物繊維などが多すぎる)だと尿が酸性に傾き、結石ができる場合があります。
その場合は獣医師によく相談の上、水分をよく補給し排泄を十分に行える環境を整え、野菜や穀物を減らしてたんぱく質が多い食事にします。

また老犬では消化がしにくくなるのではと心配する人もいますが、実際には最後まで成犬と変わらない消化力だと言われています。
ただ必要なエネルギー量が減るため、成犬の2割減の量を目安に徐々に食事量を減らしていきます。
老犬の食事についてはこちら*老犬の食事の注意点や接し方について

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成長期に必要な食事内容、食材の割合

既述の成犬の食事内容の割合、たんぱく質:穀物:野菜=1:1:1という割合は、体重の増加の激しい成長期と成犬では大きく変わってきます。

小型犬は生後8~12ヶ月、中型犬、大型犬は生後10~16ヶ月で成熟します。
そして小型、中、大型犬のいずれも一番成長率の高い時期である最大成長期は生後6か月齢です。

子犬の成長期

小型犬 中・大型犬
生後8~12ヶ月 生後10~16ヶ月

成長期には体を作る材料がたくさん必要です。
成長期においては肉、魚などのたんぱく質は最大で8割強必要となります。
たんぱく質:穀物(炭水化物):野菜などの割合はおよそ8:1:1です。

下の表を見れば離乳直後のまだ体が小さな時ほど、体重と比べると一日に必要な栄養の割合が高いことが分かります。

愛犬の観察を忘れない

前回から2回にわたり、食事量、食事内容の割合について書いてきました。

前回記事*犬の手作り食の量について

目分量で作る手作り犬ご飯はきっちりした数字で表せるものではありません。そのためニュアンスで理解するしかなく、分かりづらいかもしれません。

でももしかしたら一番重要なことかもしれないのですが、大事にしている愛犬の表情は飼い主なら読み取れると思います。

「えっ、もうご飯終わり?まだ食べたいよ!」
「いや~満足だわー、もう動けな~い」

など、目の輝きやしぐさをよく観察してみてください。
愛犬の表情、体調、見た目の変化などから適正な食事量は自ずと決まってくるでしょう。

今日は特に運動したなとか雨続きで最近あまり歩けてないなとか、そういう理由で食事量を増減するのもありです。(人間でもそんな日ありますよね)
試行錯誤を繰り返してご愛犬の適正量に辿り付いてください。

少しでも犬の手作り食のご参考になれば幸いです。

参考資料
ブルース・フォーグル博士のナチュラルドッグケアブルース・フォーグル博士
動物看護のための小動物栄養学 (動物看護学全書 (08))阿部又信先生 日本小動物獣医師会 動物看護士委員会(監修)

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