愛犬がいたらノミやダニは気になるところですね。
シャンプーで予防をされている方も多いと思います。

ノミ・ダニ取りシャンプーは、犬の体には影響はないのでしょうか?犬用シャンプーはたくさん出ていますが、今回はノミダニ用シャンプーの安全性について考えてみます。

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犬のノミ・ダニ取りシャンプーは本当に「優しい」?

ホームセンターにかなり大きなボトルのノミ・ダニに効く薬用リンスインシャンプーがありました。大手メーカーのものとそのグループ会社のもの、ふたつ並んで陳列されていました。
どちらの製品も「ペットにやさしい」と謳っています。
殺虫成分も全く同じフェノトリンという成分ですが、本当に優しい殺虫成分なのでしょうか。

フェノトリンは国際化学物質安全性カードによると体への暴露への注意として、吸入には換気、局所換気、または呼吸用保護具、皮膚には保護手袋、眼には安全ゴーグと書かれています。


参考 国際化学物質安全性カード

愛犬をシャンプーする時に手袋をする人はあまり居ないと思います。手袋をしなければならない成分で、全身毛だらけの犬を洗っても大丈夫なのでしょうか。

またフェノトリンの廃棄方法ですが、漏れた液や残留液は出来るだけ集めて、不活化にした上で安全な場所に移すと書かれ、「下水に流してはならない。この物質を環境に放出してはならない。」と書いてあります。


参考 国際化学物質安全性カード

シャンプーの後は洗い流すのが普通ですが、環境に流してはいけないほどの有害成分ということでしょうか。そのような成分を動物用医薬部外品として認可しているのはなぜなのでしょう。

メーカーに問い合わせた結果

一方のメーカーに成分について聞いてみました。

いただいた返事はこちらです。

洗浄成分が植物由来のため「やさしい」としているようです。安全性が高く、人のシラミの駆除でも長年使われていると書かれています。
殺虫成分が本当にメーカーの主張通り、危険性が少しもないものであれば良いなと思います。

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フェノトリン…30年以上使われている人用シラミ駆除剤

安全性が高いとされているシラミ駆除のフェノトリンについてです。
フェノトリンが主成分の人間用シラミ駆除剤の安全性の説明書きを見ると、フェノトリンは人体に対しても安全性が高いピレスロイド系の殺虫成分だと書かれています。説明書にはいつ開発されたとか、歴史が語られもう30年も使われてきた事なども書かれていました。

当たり前ですが、説明書の中で「うちの製品はちょっと危険性があります」と書かれることはまずありません。
しかし主成分のフェノトリンが殺虫剤であることに変わりありませんし、先ほどの国際化学物質安全性カードには、その危険性が書かれていました。

意見の食い違いが出てくるようであればまだ研究の余地があるとして、100%安全と言い切るのは難しいのではと思います。

犬用シャンプーには成分表示の義務はない

シャンプーの洗浄成分が植物由来でも界面活性剤には違いありませんし、発泡剤や香料や、その他の合成界面活性剤も入っているものが多いです。

人用のシャンプーと違い、犬のシャンプーは入っている成分を全て表示する義務はありません。
表示しなくて良いのであれば、出来るだけ利益が上がるよう、コストの安い成分を選ぶのはメーカーとして当たり前の選択です。一番コストダウンしようとすれば、必然的に石油由来の成分になります。

安全性にこだわった人間のシャンプーと同じような成分が、今回見た犬用シャンプーの洗浄成分になっているとは考えにくいです。そんな安全な成分を使えば、大きなボトルのシャンプーを数百円で作るのはまず不可能だからです。

フェノトリンにしても洗浄成分にしても、安全性に関してはメーカーの言い分か、国際化学物質安全性カードの情報か、何を選ぶかは各個人の判断に委ねられます。

法律上は物扱いになってしまう犬ですが、飼っている人にとっては大切な家族です。
ノミダニは気になるところですが、散歩では服を着せて体をカバーしたり、100%天然の害のない虫よけアロマスプレーを使ったり、部屋を清潔に保つ、湿気らせないなど、シャンプー以外にも対策はあります。

シャンプーはなるべく安全性にこだわりを持った、全成分がわかるようなシャンプーを使ってあげたいですね。

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