犬の成長は早いものです。どの子もおおよそ1年程度で成犬になります。人だと18年から20年ほどかけてようやく大人の体型になるところを、犬の成長は目覚ましいものだと言えます。
その大事な成長期、子犬のご飯はどのようなものを選ばれていますか?

心を込めて手作りされているかも知れません。あるいは子犬用のドッグフードという方も多いでしょう。
ドッグフードなら内容成分を調べて安心できるものをお選びください。成長の早い犬は、思った以上に多くの栄養素が必要なのです。

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成長期の栄養の必要性

フードの場合、子犬の成長期にはタンパク質とカルシウムが十分にあるものを選ばなければいけません。
この理由は犬の成長スピードの早さにあります。子犬がどれくらいの早さで大きくなるか、少し見てみましょう。

たとえばトイプードルの生誕時の体重は、100g以上が理想的です。

平均135g~150gと言ったところでしょうか。
これが一年もしないうちに成犬の大きさとなり、平均的な体重は2㎏から4㎏と言われています。たった一年で20倍以上になります。

大型犬のゴールデンレトリバーなら、生まれた時の体重は400g前後でしょうか。

わずか生後1ヶ月で体重は約6倍にもなり、雄の平均体重は29㎏~35㎏ですから成犬になった時の体重を35㎏として計算すると、なんと87.5倍という数字になります。

大型犬になればなるほど、生まれた時の体重から大人になった時の体重の差が大きいのが分かりますね。これだけ急激に大きくなるわけですから、たくさんの栄養が必要な事は目に見えています。

タンパク質はとても重要ですし、骨の成長にはカルシウムをはじめとするミネラルが不可欠です。特に離乳期から2か月ごろまでの子犬にとって、骨や筋肉を作る栄養素はとても大事です。
数百グラムで生まれた小さな子犬がたった一年程で成犬に成長するのですから納得ですね。

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ご飯は内容を重視し、適量与える

この時期にはエネルギーの高い、栄養価に富んだ食べ物が必要です。
しかしながらエネルギーの高い食べ物が過剰になってくると、脂肪細胞の数が増えて生涯肥満の傾向にある犬になってしまいます。犬が欲しがるだけ与え続けたら確実に不健康な犬になるのです。

十分な栄養が含まれているか、余計な添加物は入っていないかを確認しながら、肥満になってはいないかも時折チェックしつつフードを与えて下さい。
なお、ドッグフードでも手作り食でも同じですが、子犬の発達段階では最低でもたんぱく質は22%と脂肪分は5%は必要なので、フードを選ぶ際には表示を確認すると良いでしょう。

手作り食の場合はその時の体重における必要な分量を計算し、愛犬の様子を見ながら量の調整を行って(個体差があるためです)、なるべく農薬や化学肥料、抗生物質などの使われていない新鮮な食材を与えましょう。

また、成犬になってある程度成長が落ち着けば、その頃には慣れもありますし、計算は基本的には不要になってくるので安心してください。

*管理人は愛犬が1歳頃まで1~2週間に1度は体重を量り直し、その都度食べなければいけない量を計算し、かつ体調や便を見ながらご飯の量を微調整していました。(計算はあくまで平均値であり、個体差があるためです)
その計算式についてはこちらの本に簡単に説明されているのでご参考にどうぞ。

愛犬のための 食べもの栄養事典

ミルクを与える母犬にも豊富な栄養を

一方、母乳を与えているお母さん犬にも十分な栄養が必要です。
何匹も子犬に母乳を与えるわけですから、相当な量が必要となります。

人で言うと平均的日本人の大人が必要とするカルシウムは約600㎎と言われています。(実際この600㎎は摂取出来ていないのが現状のようですが)

人の場合は母乳を与える母親のカルシウム摂取量は、一日に1100㎎が理想だと言われています。
一回の出産でほぼ一人しか生まない人間でさえ通常の倍のカルシウムが必要なのですから、何匹も子育てする母犬ならもっと大変になると思います。
お母さん犬にも十分にバランスよく栄養素が揃ったフードを選んであげて下さい。

 

カルシウムが足りないかもしれないと思ったら、犬専用のカルシウムも売られていますので少しフードにかけてあげるのも良いと思います。
(但し過剰に与えすぎると、かえって骨の成長を阻害することになりますからほどほどに、専門の獣医師さんに相談されると良いでしょう)

無添加犬用サプリメント 国産(沖縄産)サンゴカルシウム

犬用のミルクも売られていますので、これを活用するのもひとつの方法です。

ペッツルート (Petz Route) 無添加 やぎミルク

栄養は単体の栄養素だけ補給しても体内に吸収されない

母犬や子犬にカルシウムを与えたいとします。
ここで大切なのは、栄養を吸収させるにはカルシウムだけではいけないということです。
カルシウムでも他の栄養素でも、単体では吸収しませんし役に立たないのです。

人の場合では、カルシウムを摂るならリン、硫黄、マグネシウムを同時に摂らないと、体に吸収することが出来ません。
人と少し違う部分があるにしろ、基本的な栄養学は人でも犬でも一緒です。

それと同時にリノール酸、ビタミンB1、ビタミンB2、鉄が入らないと、体の中で役に立たないことが分かっています。

*栄養学について詳しくはこちら↓
犬が食べる物って?効率的に栄養を吸収するために

子犬の成長を考えたら、フードならバランスのよい色々な栄養素の入っているものを、手作り犬ご飯なら栄養バランスが整うよう、なるべく多くの食材を摂り入れることが重要です。

かわいい子犬には元気で丈夫な体に育ってほしいですね。
少しでも手作り犬ご飯のご参考になれば幸いです。

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