これから犬の手作り食に切り替えていこうとする場合、徐々にドッグフードから手作り食の割合を増やし、胃に負担が出ないようにするのが理想的です。

今までトッピングもしたことがなくドッグフードを与えていた場合は食材を細かくするのはもちろん、おじやタイプのものが消化しやすく好ましいでしょう。この場合も一気に手作り食に変えるのではなく、徐々に手作り食の割合を増やして切り替えていくのが基本です。

スポンサーリンク

手作り犬ご飯への切り替え~最初に~

量について

おじやごはんに使える食材はたくさんありますが、一番シンプルなものを紹介します。

まずは材料の分量を計算します。今回は中型犬、体重10㎏の健康的な成犬として話を進めていきます。
完全に手作り食に移行した最終的な段階で、10㎏の成犬では一日400gの食材が必要になります。

ただし人間でもそうですが、同じ体重、同じ年齢、同じ性別の人でも食べる量に差があるように、犬にも運動量や食欲によって食べる量に個体差があります。
計算で出す量はあくまでおおよそと考え、その子の体調や便の質、量、体重の変化などを見ながら調整してください。

栄養素の割合について

手作り犬ご飯の食材となるのは大まかに分けて3つ、たんぱく質と穀物(炭水化物)、野菜です。

たんぱく質とは肉、魚、大豆など。(大豆に関しては諸説ありますが当ブログではたんぱく質として考えています)
穀物(炭水化物)とは米、小麦、そばなど。
野菜とは海藻類も含みます。

成犬で一日に必要な栄養素の割合は、たんぱく質:穀物(炭水化物):野菜がおよそ1:1:1になります。
かつタンパク質がやや多めというのが理想ですから、たんぱく質140gほど、穀物130gほど、野菜130gほどのバランスで良いでしょう。
犬は穀物の消化が苦手なので、調理の際は必ず柔らかくするか細かくするなどしてください。消化の悪い子は減らし気味にしても良いかもしれません。

もちろんこれはあくまでざっくりとした割合です。たんぱく質が多い日、穀物が少ない日などがあっても全く構いません。1週間から数日かけて、食べた物をトータルした時に大体その割合になるようにします。
同じものばかりを食べるのではなく色々な食材をメニューに取り入れながら、変化のあるメニューにすることを心掛けましょう。

またこれはあくまで成犬になった犬を対象にシミュレーションしています。たとえば成長期の犬はたんぱく質を約80%必要としますから必要量はこの限りではありません。

手作り食の栄養バランスがその子に合っているかどうか気になる方は、しばらく決まった割合と量で食事を与えてみて、2ヶ月ほどしてから健康診断を受けさせ、獣医師や動物看護士の方に相談の上で食事内容を見直すということも考えてみると良いでしょう。

では具体的な手作り犬ご飯移行用レシピを見てみましょう。

スポンサーリンク

手作り犬ご飯切り替え用レシピ

消化に良いおじやメニューです。

原材料(中型成犬10㎏ 1日2回食として一食分 *個体差があるので調整して下さい)

たんぱく質
*生鮭110g
*煮干し(無塩)30g
(他に使える主な食材…鶏肉、豆腐、ニシン、鰯、ナチュラルチーズ等)

穀物(炭水化物)
*ごはん130g
(他に使える主な食材…じゃがいも、さつまいも、小豆、ハト麦、小麦等)

野菜
*大根45g
*人参30g
*かぼちゃ30g
*キャベツ20g
*わかめ5g
(他に使える主な食材…白菜、ブロッコリー、トマト、ゴボウ、ピーマン、えのきたけ、舞茸、ヒラタケ、椎茸、ひじき等)

水 300cc

下準備

消化に良いよう、全ての具材を細かくカットする。
※たんぱく質は消化しやすいので比較的大きめにカットしても大丈夫ですが(のどに通る程度)、初めての手作り犬ご飯なら用心して細かめにすると安心です。野菜のみじん切りはフードプロセッサーが便利です。

鮭は骨があれば取り除く。(骨ごと与える場合はなめろう状になるまで細かく砕き、喉につかえないよう工夫する)
※鳥の骨は加熱することで鋭利になり、刺さることが非常に多いため与えないこと。(生の場合この限りでない)
また、鯛など出世魚の骨も同様硬すぎるため与えないようにします。不安な場合はわざわざ与える部位ではありません。鰯など柔らかい魚の骨は比較的与えやすく、なめろう状にしやすいため初心者におすすめです。

作り方

1 300ccの水に煮干しと野菜類を全て入れて煮る。
*煮干しを水に30分以上漬けると旨みをより引き出せます。

2 鮭を加える。

3ごはんを入れて柔らかく煮込んだら完成。ひと肌に冷ます。
*じっくりトロトロになるまで煮込むとより消化が良くなります。今回はじっくり煮込みました。

4トッピングにすりごま、エキストラバージンのオリーブオイルをふりかける。

これが完成したおじやを半分にした量です。手作り食に完全に移行した1日2回食の中型成犬、体重10㎏の子が一回に食べる食事になります。移行後はこれを一日2回程度に分けて与えていくことになるでしょう。

おすすめトッピング

*植物油
*すりごま
*ごま油
*きな粉
*レバー
*生姜のおろし汁

手作り犬ご飯のトッピングやオイルの有用性について

サイドメニューとして酵素をプラスする

*大根おろし
*キャベツのみじん切り
*果物(ぶどう、アボカドは避ける)

栄養補助食品(サプリメント含む)もおすすめです。

酵素について詳しくはこちら*酵素は生きるために必須!犬の手作り食に簡単酵素トッピング

ドッグフードに混ぜて慣らしていく

移行中はこのおじやを今までのドッグフードに混ぜて与えます。
最初はドッグフードの1~2割程度をおじやに置き変え、徐々にその割合を増やしていきます。

おおよそ10日から2週間程度かけてドッグフードの割合を徐々に減らし、手作り犬ご飯の量を増やして、次第に手作り食だけにしていきます。

愛犬の様子を見ながら、元気がなくなったり食欲が落ちたりしたら再びドッグフードの量を多くし、手作り食の量を減らします。体がどれほどのペースで新しい食事を受け付けるかは、個体差があるため一概には言えません。一進一退を繰り返す子もいます。
むりせずドッグフードに助けてもらいながら、体調を考慮しつつその子のペースで進めていきます。

更にスペシャルなメニューにするには、トッピングの種類を変えたりサイドメニューを追加したりするのもおすすめです。高齢の犬の場合はサプリメントのような栄養補助食品を追加するのも良いでしょう。

少しでも犬の手作り食のご参考になれば幸いです。

スポンサーリンク