貧血時に食べたい、質の良いたんぱく質である卵や牛や豚、鉄分の多いほうれん草と、鉄分の吸収に役立つ野菜をふんだんに取り入れたメニューです。
原材料
原材料(中型成犬10㎏ 1日2回食として一食分 *個体差があるので調整して下さい)
*あいびきミンチ・・・70g
*卵・・・1個(使うのは茹で卵にして輪切り3~4枚分)
*ほうれん草・・・20g
*ブロッコリー・・・2房
*じゃがいも・・・中1/2個
*マカロニ・・・30g
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下準備
*マカロニ・・・茹でておく
*卵・・・茹で卵にして輪切りにしておく
*ほうれん草・ブロッコリー・・・茹でて一口大にカットしておく
*じゃがいも・・・茹でてマッシュしておく
喉の大きさや体調・消化の得意不得意により具材の大きさは調整して下さい。
作り方
- ミンチはフライパンに少量のオリーブオイル(分量外)を入れて炒める。
- マカロニと他の材料をすべてボールに入れてよく混ぜ合わせ、卵を添えたら完成。
*与える時は人肌に冷ましてください。
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レシピメモ

ぼくは大型犬だからこれくらいの具材の大きさでも美味しく食べたよ!
卵
特徴 ほぼ完全栄養食
特徴的な栄養成分(可食部100g中)
たんぱく質:12.3g
鉄:1.8㎎
ビタミンE:1.0㎎
ビタミンB2:0.43㎎
ビタミンA(レチノール活性当量):150μg
卵は各種栄養成分が含まれるほぼ完全栄養食品です。
卵には必須アミノ酸が8種類含まれています。その中のメチオニンには抗うつ、抗アレルギー作用があります。血を養い(*1)、不眠やめまい、精神の不安定を改善する効果もあります。

また卵に含まれる鉄分は体に吸収されやすいので、貧血の予防にもなりますよ~
注:完全栄養食と言われる卵ですが、食物繊維とビタミンCは含まれてないため、今回のメニューではブロッコリーなどで不足分を補うと良いでしょう。
*1 「血を養う」とは
血液を増やし、必要な栄養素を体のすみずみまで運び正常な働きをするという意味合いを含めた漢方の言葉です。
ほうれん草
特徴 貧血予防、風邪、便秘予防。
特徴的な栄養成分(可食部100g中 )
* カルシウム:49㎎
* ビタミンC:35㎎
*鉄:2㎎
* ビタミンA(β-カロテン) :4200㎍
ほうれん草は五臓(*2)の働きを助け、血の巡りを良くする食材です。豊富な鉄分は貧血の予防に役立ち、腸を潤すので便通を良くする働きもあります。

ベータカロテンは抗酸化作用もありビタミンCも多いので風邪などの予防にもなります。根元の赤い部分には骨の形成を助けるマンガンが多く含まれているので、捨てずに刻んで食べてもGOODですね!
注:ほうれん草と豆腐の組み合わせは結石が出来る可能性があると言われているので注意が必要です。
*2 五臓六腑とは
五臓とは、肝、心、脾、肺、腎を指し
六腑とは、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦(体内の空間)を指します。
五臓は栄養を蓄えて使い、六腑は口から入ったものを仕分けて五臓に送り、不要となったものを体の外に排出する働きを持っています。
漢方において「臓」と「腑」は臓器そのものだけでなく臓器の働きも指しています。

少しでも手作り犬ご飯のご参考になれば幸いです!
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