胃腸に負担の少ない白身魚や消化の良いうどんを使い、あんかけにすることで胃粘膜の保護にも繋がるメニューです。
原材料
原材料(中型成犬10㎏ 1日2回食として一食分 *個体差があるので調整して下さい)
*たら・・・一切れ(80g程度)
*大根・・・20g
*白菜・・・10g
*人参・・・10g
*春菊・・・10g
*うどん・・・40g
*昆布だし・・・200cc
*片栗粉・・・小1
*水・・・30cc
*うどんはもしあれば無塩のものを使います。しかし一般的に食塩が含まれているうどんがほとんどですが、少量の塩分は犬の健康上問題はありません。詳しくはこちら*犬が塩を食べても大丈夫な理由
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下準備
*大根、人参・・・薄切り。
*たら、白菜、春菊・・・一口大に切る。
*うどん・・・飲みこめる長さに切る。
喉の大きさや体調・消化の得意不得意により具材の大きさは調整して下さい。
作り方
- 鍋に昆布だしを入れ大根、人参、白菜、春菊の茎の部分を入れて軟らかくなるまで煮る。
- たらを加える。
- うどんを加え柔らかくなるまで十分に煮込み、春菊の葉の部分を散らす。
- 水溶き片栗粉を入れてとろみがついたら、人肌に冷まして完成。
*与える時は人肌に冷ましてください。
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レシピメモ

ぼくは大型犬だからこれくらいの具材の大きさでも美味しく食べたよ!
うどん
特徴 胃にやさしく消化に良い
特徴的な栄養分(可食部100g中)
炭水化物:21.6g
たんぱく質:2.6g
アミノ酸合計:2600㎎
ナトリウム:120㎎
胃腸に負担をかけたくない時に使いたい食材で、水分を除く成分のほとんどがでんぷんです。

噛まずに丸飲みしてしまう子が多いので、喉に詰まらないよう十分に煮込むことが大切です!
問題視するほどのことではありませんが市販のうどんは塩分が少量入っていることがほとんどなので、気になる方は手作りするのも良いでしょう。
たら
特徴 豊富な栄養、低カロリー
特徴的な栄養分(可食部100g中)
たんぱく質:17.6g
カリウム:350㎎
カルシウム:32㎎
ビタミンB12:1.3μg
ビタミンD:1.0μg
たらは気と血を補う(*1)食材です。息切れ、動悸、めまい、疲れなどを改善します。良質なたんぱく質が多くカロリーは低めです。
肝機能の働きを良くするタウリンやグルタチオンも豊富に含まれています。ビタミンDの含有量も多くカルシウムの吸収も促します。

消化吸収が良く、体を温める作用があります。弱っている時や病後などにもおすすめです。

低カロリーなためダイエット中の食事にも安心して使えますし、がん予防の作用もあります♪
*1 「血と気を補う」とは
体を巡るエネルギーが足りなければ補い、エネルギーが滞っているのなら巡るようにし、血液も同様に足りなければ補い体を巡るようにすることを指す漢方の言葉です。
漢方では体は「気、血、津」の3つから成り立っていると考えられており、「血」は血液と血液が運ぶ栄養の事を指します。「血」や「津(体液)」を巡らせているのが「気」になります。「気」は生命を維持し活動するエネルギーのことです。
大根
特徴 胃腸の働きを助ける、風邪の症状緩和
特徴的な栄養成分(可食部100g中)
カリウム:230㎎
カルシウム:24㎎
ビタミンC:12㎎
食物繊維:1.4g
大根は消化酵素であるアミラーゼを多く含んだ野菜です。アミラーゼの働きで胃腸の調子を整えます。

体内の余分な熱を取り、肺を潤すなど、風邪の症状を和らげる作用もあります!

少しでも手作り犬ご飯のご参考になれば幸いです!
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